Sunday, March 24, 2013

「持続可能な社会」の一つの形 – 「Mag Soleil project」

<Modified as below>「Mag Soleil (太陽エネルギー) プロジェクト」がProf. Kohama (小濱) (東北大)等 によって実行されている。自然に存在する、また使用済みマグネシウムを太陽エネルギーを用いて精錬し、精錬したマグネシウムをその消費地に運び、電気エネルギーに変換し利用し、さらにマグネシウムを軽量素材として利用する。精錬する場所は砂漠である。砂漠は太陽光エネルギー密度が非常に高い。

化石燃料 = 30年、原子燃料 = 50年、シェール燃料 = 200年といわれている。 予測値がプラス方向に30%ずれたにしろ、長くはない。 終わったらどうするのか。 人口が70億人を超えている。増加傾向はまだ続く。 代替がないとすれば、考えられることは、 消費を減らす、人口を減らす、他の星から持ってくる、消費を止める、人類の持続を止めるなどが思い浮かぶ。

「持続可能な社会」が、このエネルギー問題に対する解として提示されている。その解の具体的な形を、今、我々が模索している。この模索の中の一つ、それが「Mag Soleil プロジェクト」だ。環境親和を前提とし、それを満たす技術の開発とその結果の社会への適用である。太陽光エネルギーとマグネシウム、これらはほぼ無限にあり、永久に続く資源だ。これらを用い、利用可能なエネルギーと素材を提供する。使用したマグネシウムは精錬し、再利用が可能である。精錬は実質太陽エネルギーのみを用いて行う。環境への負荷はほぼゼロ。得られるエネルギーはクリーンで廉価である。

マグネシウムの軽量化新素材への利用はまだ少ない。しかし、マグネシウムの実用金属としての特性は非常に優れている#1。自動車への適用が進んでいる#2。高速移動体への適用はProf. Kohama et alが現在進めている。また、Prof. Kohamaは難燃性マグネシウム合金の電池での実効性を発見し、現在開発中である。後で詳しく述べる。また、生体への毒性はほとんどない。 マグネシウムは未来金属材料である。

国内の全必要エネルギーを、太陽光精錬で生産するマグネシウムを使用したマグネシウム燃料電池で賄える。臨海地を持つ砂漠(例:北部オーストラリア)を早急に確保すべきだ(Pro. Kohama)。
Prof. Kohamaは原子力・化石燃料からマグネシウム燃料へのエネルギーシフトを急いで行うべきだとしている。 100万kW級マグネシウムプラントの建設費は約1000億円。 内訳は1)約500億円 = Mg 精錬プラント + 2) 約500億円 = Mg 燃料電池プラント。 原発の半分以下。
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